お昼前に目が覚めたとき、彼は隣でぐっすり寝ていた。
わたしはテレビをつけて、紅茶をいれて、彼が起きるのを待っていた。

寝ている彼の頬や髪をたまに思い出したかのようになでる。
寝返りを打った彼の首にキスをしたり。

彼の寝顔がかっこよくて可愛くて愛しい。
頬をつまんで髪をかきあげる。
頬にキスをして耳と首筋にも。

彼は少し唸って「わかった、わかった」と言った。
「なにがわかったん?」と聞いてみる。
「もう起きろってことやろ?」
「ううん、寝てて。わたし勝手にこんなんしてるだけやから。」と、彼の頬をつまんで引っ張る。

少しして彼が起きた。
トイレに行ってタバコを吸って布団に戻ってくる。
わたしは布団の中で「新潟の事件、犯人捕まったんやって。」と呟く。

彼はテレビを見ているわたしの後ろに寝転んでスマホを弄っている。

「〇〇ちゃん、テレビみてる?」

「うん、みてるよ。なんで?」

「寝たんかと思った。俺のこと起こしといて、寝たんかなぁって。」

わたしは身体を捻って彼の方に上体を向けて「寝てないよ。」と笑う。

「わたし〇〇くんのこと起こしてないけど。」

「起きるやん、あんなん。」

「ていうか、別にわたしが〇〇くんのこと起こしたあとにわたしが寝ててもいいやん。」

わたしはテレビに向き直って「そやろ?」と言った。

彼は返事に困っていた。

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