『松下政経塾・講話録ー5』ー木村尚三郎
●欧州には二種類の「働く」という言葉があるー①

✪ヨーロッパに階級対立があるというのは、決して一部の支配階級が非民主的で労働者階級を抑圧しているから、とばかりは言えません。価値観の多様性を認めているのです。つまり、ある人間は一日8時間なり働いてお金を儲けたり、国や社会に尽くすのをいいと思っている。それに対してある人間は、できたら少しの時間しか働きたくない、お金も少しでいい、その代わり国や社会のことなど考えず、気楽に自分なりに、楽しく過ごしたいと思っている。ヨーロッパはこうしたいろいろな価値観を認めているのです。

そうすると当然貧乏な人が出てくるし、お金を貯める人も出てきます。ところが、貧乏な人は金を貯めている人に対して羨ましいという感じを抱きません。
「あの人たちは会社のためにやっている。あるいは国のためにやっているが、自分はそんな面倒なことはしたくないから今の状態でいい」と、こういうことです。

われわれ日本人は一つの価値観しか許容しませんから、したがって、みんなが少しでも他の人より這い上がりたいという気持ちを持ちます。ヨーロッパの人たちはそういう気持ちを持たないから、バラエティのある生き方をしています。多くの労働者は、与えられた時間以外には絶対働こうとはしません。一日8時間なら8時間、7時間半なら7時間半、所定の時間になると、ピタッと仕事をやめてしまいます。







#階級対立 #バラエティーのある生き方 #松下政経塾

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