のど薬「龍角散」シリーズに「龍角散ダイレクトスティック ピーチ」(実勢価格:税込550円前後)がある。最も歴史がある青いラベルの龍角散(微粉末)は缶に入っているが、「ダイレクト」シリーズは顆粒の状態でスティックに入っているものと、トローチタイプがある。

 龍角散ピーチは2008年に発売されてから、売り上げを大きく伸ばしている。龍角散(東京都千代田区)によると、17年度の年間出荷量は約500万個で、13年度から7倍以上に増えているという。さらに、龍角散(微粉末)と龍角散ダイレクト3種の売り上げ全体に占める龍角散ピーチの割合は約3割にものぼる。同社は16年に製造ラインを強化し、必要に応じて24時間生産を実施しているほどだ。

 なぜ、これほど売れるようになったのか。桃風味の龍角散が誕生した背景

 「龍角散ダイレクトスティック」シリーズは「龍角散(微粉末)が飲みにくい」という顧客の声を受けて開発された。

 それまでの龍角散は、専用のサジにとって口まで運ぶ必要があった。しかし、粒子があまりにも細かいため「さじからこぼれてしまう」「口に含んだ直後にむせてしまう」という問題があった。

 顆粒状ならば、口に運ぶまでに飛散する心配がない。さらに、口の中に入れてから溶けるので、むせることなく飲み込むことができる。

●中国人観光客に大人気

 龍角散ピーチの売り上げに大きく貢献しているのが中国人観光客だ。

 龍角散の広報担当者は「中国の方が多く購入しているようだ」と説明する。同商品は韓国、台湾、香港では購入可能だが、中国では販売していない。

 広報担当者の説明を裏付けるデータがいくつかある。

 データ分析などを手掛けるTrue Data(東京都港区)は、全国ドラッグストアのPOSデータをもとに18年2月のインバウンド消費動向調査を実施した。調査によると、龍角散ピーチはトップ3にランクインしている。

 True Dataはインバウンド消費において、リップクリームやこんにゃくゼリーといった商品でも、ピーチ風味が売れ筋になる傾向があると分析している。インバウンド消費の主役である中国人観光客にとって、桃は不老長寿の象徴であり、縁起のよい果物だ。

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