清水宏監督「小原庄助さん」観た。片田舎で代々続く家柄の当主が主人公で、歌の小原庄助さんみたいだから、本人も周りも小原庄助さんと呼ぶし、そのまんま呼ばせてるけど、兎に角気の良いお坊ちゃん育ちの気質なせいか、家柄が良いのもあり、人望厚いのだけど、お願いされるとついつい請け負ってしまい、しまいに歌の通りに身上潰してしまう顛末を描いてるのだけど、個人的に、今日は愛犬の永眠から丁度一ヶ月の月命日で、気持ち的に、刺激よりも優しくホッコリとする映画を観たかったので、普段大好きなアクション映画ではなく、この「小原庄助さん」を観たけと、「悪人」が出て来なくて、今日観るのには、本当に最適でした。清水宏監督は、小津監督や溝口監督達から「天才」と呼ばれてたとパッケージに記載されてるけど、時代を感じさせない。今も、何処かの映画祭に出したら受賞するのは間違いない!とさえ、代表作ではない小品かもしれないけど、本作を沢山の人に観てもらいたいと思いました。大河内傳次郎という、戦前からの大スターが今作では主演だけど、清水監督は、元々素人や新人を好んで起用してたとの事。役者やってると、演技の進歩について考えさせられる機会あるけど、今作の大河内傳次郎さんは名演だと思うし、姿三四郎でも多くの弟子に慕われる師匠を演じてたけど、今作も、図らずも柔道技を披露してるけど、役柄の性格としては、真逆に近い、でも、柔道師匠も小原庄助さんも、完璧に演じておられて、同じ方とは気付かない程。この作品は、事件らしい事件も…エピソードとしては色々順々に出てくるけど、ドラマチックではない。終始のほほんとしていて、牧歌的で。喜劇だと思うし、特に清川虹子さんが出ている前半は、コメディー要素たっぷり。あまり語られない作品な気がするけど、多くの発見(現代映画の参考になる)があり、好ましい映画として、個人的にはまた一本、お気に入り映画を見つけました。役者としても、個人の人物像としても、自分に近いものを感じました。

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