レノン=マッカートニーがコンビとして機能していたのは、
1965年のRubber Soulまでであり、
それ以降は、クレジット上はレノン=マッカートニーであっても、
実質ジョンとポールは別々のことをやっていた。
1965年は、The Byrdsがデビューした年であり、
Bob DylanがHighway 61 Revisitedを出した年であり、
エレクトリックに衣替えしたSimon & Garfunkelの
The Sound of Silenceがリリースされた年で、
いわばアメリカのミュージシャンのビートルズ包囲網が、
レノン=マッカートニーを解体したのである。

それでもBrian Epsteinが存命中は、
The BeatlesはThe Beatlesとして機能していたし、
Sgt. Pepper'sという化け物レコードを
世に送り出すことに成功したが、エプスタインが亡くなると、
仮面夫婦となったレノン=マッカートニーだけが
そこに残されたのである。

そしてここに、The Beatlesの実質的なラスト・アルバムである
Abbey Roadが登場。
『ホワイト・アルバム』のセッションの頃から
グループはいよいよ分裂の兆しを見せ始め、
Get Backセッションに至って、
亀裂は修復不可能な状態になった。
そのGet Backも暗礁に乗り上げ、
1969年4月にこのAbbey Roadの制作が始まったのだ。

このアルバムと同時期にレコーディング、リリースされたシングル
The Ballad of John and Yoko/Old Brown Shoeは、
レコーディングの時期が重なるというだけで、
このアルバムを補完する要素は何もない。

本作は、The Beatlesという
ロック史上最高の天才集団が残した怪物だ。
コンセプトの重さ、或いは鋭さにおいて、
このアルバムを超えるものは数多くある。
しかし1枚のアルバムに込められたアイディアの豊富さと、
1曲1曲の素晴らしさにおいて、このアルバムを超えるものはない。
これを聴いて何も感じない人は、
ロックやその類の音楽に寄ってはダメ。

ナイスしてくれた人(4

  • j.nickName
  • j.nickName
  • j.nickName
  • j.nickName
  • 4

次の投稿

前の投稿

Official

Donna Lee

一切皆空

出没場所:酒場、コーヒーショップ、
喫煙所、 本屋、CDショップ、
人ごみの端っこなど

趣味:音楽鑑賞、映画鑑賞、
読書、街歩き、妄想
長所:凝り性
短所:頑固

Donna Leeさんの最近のフォト

Simplog

便利なアプリをダウンロード

iphone QRコード
App Store
Google play

簡単ブログを
はじめてみましょう!

Simplogについて

ここに写真をドラッグ&ドロップ

ファイルを選択

※2MBまで