新譜を出すたびに、まるでデビューしたての
ミュージシャンのようにツアーに出るBob Dylanは
別にして、Paul McCartneyにせよ、Brian Wilsonや
The Rolling Stonesにせよ、過去の膨大なヒット曲や
代表曲を、惜しげもなくライヴで演奏している。
日本だと、浜田省吾やサザンオールスターズ、
松田聖子辺りがその代表になろうか。

Mick Jaggerなどは、新曲をやっても誰も喜ばないからと、
半ば自嘲気味に弁明しているが、そうやって
ヒット曲パレードに出来るミュージシャンや歌手は、
実はそれほど多くはない。
ましてや広い広いスタジアムやアリーナを、
それで満席にできるミュージシャンともなれば、なおさらだ。

ところがミュージシャンや歌手の中には、
過去の曲なんか一切やらない、新曲だけ聴いてくれと
いうのもいて、始末に困る。

現在のストーンズのライヴでの立ち位置を見る時、
本作が1つの分岐点だったのではないか。
つまりこの時点での最新盤Bridges to Babylonを
受けてのツアーからの演奏を収録した本作あたりが。

つまりここでは、2曲目にGimme Shelterがあり、
中盤にはMemory MotelやSister Morphineも
収録されているが、そうした過去曲と同じように新曲が、
大きな顔をして収録されている。

しかも本作の場合、過去の曲ですら、Satisfactionや
Sympathy for the Devil、Honky Tonk Womenといった
定番中の定番を外し、聊かマニアックな選曲になっていて、
新曲の分量も含め、まるで修行している気分になってくる。

20世紀最後のアルバムがそんな感じで、
2004年のLive Licks、2005年に公開された
映画『シャイン・ア・ライト』とそれを受けた
サントラ盤になると、開き直ったように
過去のヒット曲や代表曲を惜しげもなく投入し、
そのまま結成50周年ツアーへと続くのである。

「Satisfactionを何千回と
弾いても飽きないね」というキースの言葉を、
僕らもそのまま享受できるわけです。

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Donna Lee

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